TOEIC対策19・疑問文
リスニングを指導していると、時々不思議なことがあります。
Pt.3 / 4 などの情報量が多いパートでは獲れるのに、
「Pt.2が苦手!」という方が意外と多いのです。
客観的に考えて、Pt.3 /4が出来るのであれば、
Pt.2 の短い文は容易に理解して点数が獲れそうなものです。
なぜこんなことが起こるのでしょう?
考えられる主な原因は2つです。
①短く・瞬間的なやり取りに慣れていない
Pt.2では大きなストーリーラインはありません。
本当に一言のやり取りで、聞き逃すともう終わりです。
つまりPt.3/4 で、いつも話の流れから
推測しながら解答している人にとっては、
このように瞬発力を要求される問題は難しいのです。
Pt.2で得点するためにも、常日頃から
・集中して聴く
・なるべく聞き返さず、一度で意味を取る
ような練習を心掛けましょう。
②そもそも、疑問文に慣れていない
これはほとんどの方に当てはまると思います。
我々が日頃テキストで目にするような例文は、
ほとんどが肯定文で書かれています。
単語・イディオムの例文などもそうですよね。
こういったものをそのまま覚えてばかりいると、
自分で疑問文を作る機会がほとんどないのです。
ところが、Pt.2では疑問文が連発で飛んできますから、
当然、その構造を理解していない方にとっては、
聞き慣れない文章に戸惑うばかりなのです。
実際の会話は、疑問文とそれに対する返答の繰り返し。
自分で意識的に疑問文の英作を練習すれば、
Pt.2の聴き方が全く違ってくるはずです。
Pt.2で上手く獲れていない方は、是非試してみてください。
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