TOEIC / ノンネイティブ英会話
近年、手軽な英語学習のツールとして定着したSkype英会話レッスン。その講師の多くはフィリピン人などのノンネイティブですが、単純に「英語で話す機会を作る・英語学習のペースを作る」という意味においては、かなり有意義であると言えます。
私自身、会話力をさらに向上させるべく、現在でも毎日free conversationで受講していますが、皆さんは彼ら「ノンネイティブ講師のほとんどはTOEICを受験したことがない」という事実をご存じでしょうか?
「ウソでしょ?」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは本当です。それ以前にTOEICというテスト自体を知らない講師もいます。
実はIELTSやTOEFLと比較すると、TOEICというテストは世界では圧倒的に知名度が低いのです。日本や韓国では受験者数も多く、対策教材も数えきれないほど出版されていますが、世界的にはスタンダードではありません。
しかし、一般的な日本人の英語力を考えると、いきなりIELTSやTOEFLに挑戦するのはあまりに負担が大きく、私はそこにこそTOEIC の存在意義があるように思えます。英語の基礎体力を身に付けるには、最適なツールなのです。
しかし、そんな成長過程の中で、TOEICを受験したこともない人に英語で英文法の説明をされて、果たしてどれほど正確に理解できるでしょうか?これはあまりにも非効率的で、非合理的に思えます。
先にも述べた通り、スピーキング力を磨く上では非常に有効なノンネイティブ英会話ですが、ことTOEICに関しては、少し気を付けられた方が良いかもしれません。場合によっては非常に大きな遠回りになってしまいますから・・・
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