TOEIC / 文の構成

今回の内容は、Pt.2~Pt.7に通じる内容です。


それは、「文の構造をどう捉えるか?」ということです。TOEICを受験される皆さんであれば、英語の基本5文型はもうご理解されていると思います。第一文型の<S+V>に始まり、第五文型の<S+V+O+C>まで、英文の構造は原則この5つのいずれかで構成されます。


しかし、この5つの文型と聞くと、我々の多くは・・・


<第2文型>=He is a student.


<第3文型>=I drank beer.


というような、超絶単純な例を思い出しがちです。確かに、最小単位で考えればこのような形ですが、実際の会話やメールのやりとりにおいて、このような "stripped down" =「そぎ落とされた状態」でコミュニケーションが成立することはほとんどありません。



例えば・・・


<第2文型>=S+V+C

He is such a wonderful student who always tries to help his classmates.

「彼は常に自身のクラスメイトを手伝おうとする素晴らしい生徒である」


<第3文型>=S+V+O

I drank tons of beer last night that one of my friends kindly presented me a couple of weeks ago.

「数週間前、友人の一人が親切にも私に贈ってくれた大量のビールを、昨晩私は飲んだ」


というように、関係代名詞の塊や時間を表す副詞などが至る所に入り、文の根本的な構造を見えにくくさせてしまいます。これこそが、TOEICテストで間違いや混乱を引き起こさせる大きな要因なのです。


しかし、Pt.4/7であれば、設問文を先読みすることで真に必要な情報が事前に把握できますし、Pt.5においても「出題の意図」が瞬時に理解出来れば、余分な箇所を読まされる事もなくなります


当然、出題者側としてはそれを狙ってきますので、今現在TOEICに向けて学習中の方々は、今一度自分が「耳にする・目にする情報全てを把握しようとしていないか?」再確認してみてください。


高得点取得者は、単純に記憶力が抜群に良いから良い点が取れるのではなく、情報の選択・省略が上手だからこそ、シンプルな思考ができ、結果的に集中力も持続するのです。




3e-Tokyo's vision

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