TOEIC / シャドーイング講座①
今回から本格的にシャドーイング講座がスタートです!
恐らく、多くの英語学習者の方が、
「やり方がかわからない」
「音が正しいのかわからない」
「そもそもやる意義は何?」
等々、様々な思いから敬遠しがちになっている練習だと思います。そこで、この企画では、毎回TOEICのリスニング問題等を題材に、短く区切りながら取り組み方を説明していきたいと思います。
根本的に「シャドーイングをやる意義は何?」という方は、まずこちらの記事をご覧ください。
今日はまず、大前提となるお話から。これまでの記事では、便宜上「シャドーイング」という形で一括りにしてきましたが、実はこの音読の練習には二種類の形が存在します。それが・・・
①オーバーラッピング
音源を聴きながら、スクリプトを同時に音読していく練習。CDをかけながらカラオケをするようなもの。
②シャドーイング
音源をかけながら、スクリプトを見ずに一歩後から追いかけていく練習。つまり、内容をほぼ暗記した状態で取り組む練習。
この2つです。これまでは便宜上区別せずに書いてきましたが、厳密に言うと、今後ここでご紹介するのは①のオーバーラッピングだと考えて下さい。
というのも、②のシャドーイングは、多くの日本人にとって難易度が高い練習だと思いますし、特にTOEICで要求される英語力を考えると、①のオーバーラッピングをしっかりと練習すれば十分対応できるはずです。
もちろん、「シャドーイングに効果がない」と言っている訳ではありません。ただ、恐らくこの記事を読んで頂いている皆さんの多くは、シャドーイングのやり方や効果を知りたくてここにたどり着かれたと思います。
そんな方々がいきなりスクリプトを丸暗記して、CDや音源の通常スピードにそって音読など出来るはずがないのです。従って、今後こちらでご紹介するのは、厳密な意味で言うと「オーバーラッピング」と呼ばれる練習だとお考え下さい。
そして、まず初回で強調しておきたいことは、「とにかく声を出して読む習慣を身に付けろ!」ということです。
「音が正しいかわからない」
「音読は恥ずかしい」
等々、音読練習を避けるための様々な言い訳を耳にしますが、「だからこそ、いつまで経っても発音がよくならず、リスニング力も伸びない」のです。
客観的に考えてください。英語を話せるようになりたいのに、口から発する練習をせずにどうやって上達するのでしょうか?まさに、「日々歌わずして歌手を目指すようなもの」です。
誰にでも最初の一歩があったように、私も最初からうまくオーバーラッピングが出来たわけではありません。私だって最初はゆっくりと、一行ずつ取り組んでいったのです。皆さんにとって、まず大切なことは「とにかく毎日口から英語を発すること」です。
自分で読んでみない限り、それが正しいか間違っているか、何が良くて何が悪いのかすらわからないのですから。
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