TOEIC / シャドーイング講座②
では、今回からいよいよ実際のシャドーイングに入りたいと思います。
今回素材として取り上げるのはこちらの問題です。0:40~今回の問題文が始まります。
まずは前半部分を使って、取り組み方を解説していきたいと思います。
①短い範囲に区切って何度も聴く
シャドーイングの取り組み方がわからない理由の1つに、「どこまでを一度に聞けば良いのかわからない」ということが挙げられると思います。
もちろん、慣れれば一度に長い範囲の音を取れるようになりますが、最初は難しいはずです。無理をせず、短く区切りながら確実に音を取っていきましょう。特に固有名詞の音は取りにくいはずなので、何度も短く聴き直して構いません。
②強く聞こえる音から拾う
まずは「自分の耳に強く聞こえる音」から印をつけましょう。「ここは明らかに強いぞ」と思う音を最初に把握・意識することで、逆にそれ以外の箇所はそれほど強く読んでいないということが感覚的に理解できるはずです。
ちなみに、この音源で私がまず音を付けたのは以下の箇所です。(冒頭のHi以外で)
③連結・変化を記入する
「ここは一つの繋がりに聞こえるなぁ」「前後の単語がくっついて、別の音に聞こえる」などの場合、"◡"や<>を用いたり、実際に聞こえる音をカタカナで記入しましょう。例えば、
at the end of =「アッジエノゥブ」
one of the =「ワノブズィ」
などは字面と音が一致しない典型的な形です。こういったものは無数にあるわけでなく、ある程度お決まりのパターンが存在するので、1つ1つ吸収していけばある段階から聞き取るのが楽になるはずです。
今回はPCを使ってスクリプトに印をしているので、手書きで記入する時とは少し違いますが、やること自体はほぼ同じです。
④通して読んでみる
強く読まれている箇所やカタカナの記入が一通り入ったら、通して読んでみましょう。最初から音源と同じスピードで読まなくても構いません。まずは少し遅くても良いので、自分が印をつけた通りの音の強弱・変化で読んでみましょう。
この段階で上手く読めない箇所がある場合、聴き取れないのは当然だとお考え下さい。前回の記事でも書いた通り、基本的には「自分で音読できない文章は聞き取れない」のです。
参考までに、今回のパートのスロー音源を作りましたので、参考にしてみてください。
では、今回はここまで!
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