TOEIC / シャドーイング講座④

今回から2題目に入ります。動画はこれまでと同じものです。


今回取り組む箇所は1:45~1:59です。


①全体を通して聴く

リスニングに取り組む際は、まず一度だけ全体を通して聴く習慣を付けましょう。本番の試験では一度しか聴けませんし、その中で必要な情報をしっかりと掴む必要があります。慣れていない方がいきなり細部まで聞き取り・理解するのは不可能ですから、せめてシチュエーションや話者の立場などはイメージできるようになりましょう。


では、今回取り組む箇所のスクリプトは⇓のような感じです。


②強く聞こえる音を取る

以前にも書きましたが、最初は「自分にとって強く聞こえる音」で構いません。シャドーイングをやり始めたばかりなのに、いきなりアクセントの箇所・リズム・発音全てを正しくやることなど不可能です。むしろ、それが出来るようになるために取り組む練習なのですから、「こういう感じかな?」と試行錯誤しながら進めて行きましょう。


"Rome was not built in a day"=「ローマは一日にして成らず」 です。



今回の問題では、男性の話者がオーストラリア人で、多くの日本人が苦手とする「ボソボソ感」が感じられるかも知れません。あくまでTOEICのリスニングセクションに関してですが、アメリカ人・イギリス人に比べて、オーストラリア人の話し方は「音の変化の幅(レンジ)が狭く、それゆえ速く聞こえる」のが特徴といえます。


特に、I hope以降の強弱、皆さんは掴めましたでしょうか?


③音の変化・リズムを加える

最初はこのステージが最も難しいかも知れませんが、これも慣れです。とにかく、継続しないことには絶対に上手くなりません。②同様「こうじゃないといけない」ではなく、「こうかなぁ?」と考えながら、進めてみましょう。忘れやすい箇所などはカタカナで読みを記入して、自分が常に意識出来るようにするとさらに効果的です。


そして、最大の課題が「一定のリズムで読まれている箇所の把握」です。


特に、音楽が好きな方・楽器の経験がある方は「なるほどね!」と思われるかもしれませんが、はっきり言って「英語はリズム」です。この「特有のリズム」を身に付けた者勝ちです。


私たちが英語を聞き取るのに苦労する最大の原因は、日本語と英語のリズムが全く異なるからです。自分の中にあるリズム感を英語のそれに合わせるために、日々シャドーイングをするのだ、と考えてください。



男性の特有のアクセントに意識が行きがちですが、2人目の話者・イギリス人女性の"I have a flight~"部分のリズムにも要注意です。(黒下線部の色がグレーになって見にくくなってしまい、申し訳ありません)

では、今回もスローバージョンを載せておきますので、参考までに御覧ください。


3e-Tokyo's vision

使える英語・伝わる英語を。