TOEIC / シャドーイング講座⑤

前回に引き続き、今日は後半の解説、1:59~になります。


①展開の把握

今日のポイントです。シャドーイングに取り組む際、ただ漠然と音を取って読むだけでなく、ストーリーの展開もインプットしていきましょう。そうすれば、本番で似たような問題が出てきた時にある程度の予測もつくので、落ち着いて対応できるはずです。ホテルでのチェックイン・アウトのシーンはTOEICでよく見かけるパターンですが、皆さんはある程度想定が出来ていますか?


ホテルのフロントで行われそうな典型的な会話といえば・・・


・館内の施設・サービスに関する話

・空港や会議場との送迎に関する話

・会計時の金額に関する話

・early check-in / late check-outに関する話


等ですよね。TOEIC本番のリスニングで緊張してしまう方は、自分の中でどんな問題が来るかある程度把握できていないからこそ、緊張してしまうのではないでしょうか?本番で緊張しないためにも、様々な問題に当たって、どんどんシャドーイングに取り組み、経験値を増やしましょう。


では、今日の基となるスクリプトはこちらです。



②強く聞こえる音に印

いつも通り、「自分の耳に強く聞こえる音」を拾って行ってください。慣れない間は一度で確信が持てないのは当然ですから、自分の口でも発してみて「これかな?」と思う形を導き出して下さい。ちなみに、私が拾った音は以下のようになりました。



③音の変化を記入

いつも通り、記号・カタカナを書き込んで、自分が音を意識しやすいような形に仕上げましょう。


今回の中では、女性の"Could I~here"の部分、男性の"We'll~yours"等で一定のリズムを感じますが、特にシャドーイングに不慣れな方には後者は難しいかもしれません。最初はカタカナ記入を入れても、口が付いてこないのではないでしょうか?


裏を返せば、そこまでしても自分でうまく読めないのに、一度で聴き取って理解しようなどという方が無理なのです。しっかりと自分で読めるようになるまで、繰り返し練習しましょう。



今日の箇所で特に特徴的といえるのが、最後の一文の"W"音の連続です。


"We'll"、 ""we'll know"、 "when you" 、普通に英語を話せる人からすれば、「わざわざこんな言い方しなくても・・・」と感じる言い回しですが、そこがいかにもTOEIC・・・(笑)


こういう繋がりの時のポイントは、willの「ル」の音をはっきりと言い過ぎないことです。大袈裟に言うと、上に記入したように「ウ」のように発音すると上手くいきます。では、今回もスローバージョンを載せておきますので、参考までにご覧ください。