TOEIC / シャドーイング講座⑧


では、今日からまた新たな問題に取り掛かりましょう。今回は4:18~です。


①一度通しで聞く

いつも通り、まずは一回だけ通しで聞いてみて、どれだけ状況が思い浮かべられるかトライしてみてください。


特に、今回のように"~Furniture Gallery. How can I help you?" と冒頭に来ている場合、それを聞いた瞬間に「あ、これは問い合わせのパターンかな?」と思えるぐらいの想像力は獲得しましょう。



②強い音・特徴的な音を拾う

まずは最初のオーストラリア人男性の音ですが、やはり慣れていないと少し速く聞こえるのではないでしょうか?特に、TOEICで登場するアメリカ人と比べると音の移動範囲が狭く(聞こえ)、まるで川面を跳ねていく石のように「ポンッ・ポンッ・ポンッ」と強勢が置かれている感じです。



そして、今日の大きなポイントは一人の話者が長めに話す場面です。


TOEICのリスニングでうまくスコアが伸びない方の原因として、情報処理の遅さが挙げられます。特に、Pt.4のように、特定の話者が一定のペースでどんどんと情報を発信するような場面では、後から入って来る情報に押されて、先に聞いた情報を忘れてしまったり、脳内で混線が起きてパンクしてしまったり・・・


今日の部分では、イギリス人女性が電話した理由を淡々と述べていますが、その中でもbookcases / advertised / Sunday / newspaper / three shelves / other sizes 辺りの単語は、出題に絡んできてもおかしくなさそうな情報です。



実は、高得点取得者は、こういった情報を「処理・消化」しているのであって、いちいち丸暗記しているのではありません何となく「頭に残っている・残している」のです。


この感覚を身に付けるには、やはり日頃からリスニング練習をする際に「細切れ」で聞いていては到底無理です。少しずつで良いので、「ストップ・巻き戻しをせずに聴き続ける習慣」を身に付けましょう。



③リズムの把握

仕上げの段階です。今回は後半のイギリス人女性の部分がはっきり・ゆったりということもあり、それほど大きな音の変化もありません。


赤字=強勢 / 影=1つの繋がりで読む箇所 / 矢印=音の上下 です。



では、今回もスロー音源を載せておきますので、参考にしてみてください。