TOEIC / シャドーイング講座⑨
今回は4:35~の後半箇所を取り上げます。
①通しで聞く
まずは一度全体を聞いてみましょう。当然、慣れないうちは最初からすべての情報を100%聞き取ることは不可能です。ただ、最初の一回でどれだけの情報を得ることができるか、また、それが実際のスクリプトの内容とどれだけ一致するのか、これを継続していかなければ、リスニングの瞬発力は身に付きません。繰り返し聞けば意味が取れるのは皆同じです。
以下が今回の取り組む箇所です。
②強い音・特徴的な音を拾う
今回は「うわ~、聴き取れない!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
最初のオーストラリア人男性のセリフが、リズムよく発せられて切れ目が少ないため、この音・リズムに慣れていない方にとっては、まさに掴みどころがないままに過ぎ去ってしまうのです。特に"but we only have ~" 以降の流れは、何度も聞き直して、その特徴を掴んでください。
またbut we=バロウィ、one of = ワノブのように音が変化していますし、ここではイギリス人女性なのでほぼ綴り通りの読みに聞こえますが、"put it on hold"=「それをお取り置きする」という表現、アメリカ人であればこの音の並びは「プリロン」のように発音されることが多いです。
③リズムの把握
オーストラリア人男性のセリフを聞き取り辛くしている理由の一つが、ここのリズムです。
"there's also~shelves" までの一続きの直後に、but weを挟んで"only have ~in stock"までの次の波が来るので、前半で「ん、ちょっと早いな」と思っていると、後半で一気に飲まれてしまうのです。
さらに、敏感な方はお気づきかも知れませんが、後半部分は"only~now"までを含めて、"o" の音が連続しているのもポイントです。
前回・今回と扱ったように、TOEICで登場するブリティッシュ・アクセントは、比較的はっきりしているものが多いように思います。ただ、もちろん人それぞれに得意・不得意がありますので、はっきりした発音だからと言って、必ずしも万人が簡単に感じるとも限りません。
どのアクセントであろうと十分に対応できるよう、日々シャドーイングに取り組みましょう。
では、今回もスロー音源を貼っておきますので、練習頑張って下さい!
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