シャドーイング講座/TOEIC Pt.4①

これまで、変更前のTOEIC Pt.3対策問題を用いてシャドーイングの取り組み方をご紹介してきましたが、今回からはPt.4のシャドーイングに突入です。


ちなみに、シャドーイングはあくまで音の練習ですので、新形式でも旧型式でも取り組み方が正しければ、その効果に大きな違いはありません



*TOEIC Pt.4のコツ

Pt.3との最大の違いは、一人の話者が発する「情報量」です。Pt.3では2・3人の話者が短いフレーズで会話するのに対し、Pt.4では一人の話者が一定のペースで情報を発信し続けます。その中から「重要な情報を敏感にキャッチする能力」と「得た情報から適切な推測・分析を行う情報処理能力」が求められます。



慣れていない方は、まずは自分が聴き取れる範囲を増やすこと、そしてこの長さのアナウンスやトークを一時停止無しで聞き通すだけの集中力を磨きましょう。


では、今回は0:30~スタートです。



①通して聴いてみる


Pt.3同様、まずは通しで聞いてみて、どれだけの情報を確保できるかトライしてみましょう。話者はイギリス人女性でハッキリとした音なので、スピード・音の変化共にそれほど大きな注意点はありません。



ストーリーは、TOEICのPt.4でお馴染みの「天候悪化系」問題です。(笑)頭の"delivery service"が聴き取れた時点で、この展開を頭の中に思い出しましょう。


以下、前半部のトランスクリプトです。




②特徴的な音・強勢を取る

全体を聞いた上で、「ここはアクセントが置かれているな」という部分に印をつけていきましょう。(下では赤で表示)前述通り、話すスピード自体はそれほど速くない分、アクセントには十分意識を向けましょう。特に今回は、強勢が置かれている箇所(+で示した箇所)が多いので、しっかりと再現していきましょう。




③リズムを把握

②で単語単位のアクセントの位置を把握した後は、それが連なった際にどのようなリズムに組み込まれているかを考えましょう。ここでは、1つの影に入っている箇所が1つの繋がりだと考えてください。


例えば、一行目の"the leading~area"は、ほぼ等間隔でアクセントが配置されていますが、こういったリズム感が我々日本人のそれと異なるからこそ、私達には聴き取れない箇所が出て来るのです。


単純に単語単位のアクセントだけを考えるのではなく、文章全体がどのようなリズムで読まれているかを把握し、それを繰り返し音読することで、初めて英語のリズムが身体に馴染むのです。



最後に、今回もスロー音源を貼っておきますので、参考にしてみてください。


では、今日も勉強頑張りましょう!


3e-Tokyo's vision

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