英語学習の失敗と成功⑥ 英語ペラペラとは?

「どうすれば英語をスラスラ話せるようになりますか?」


これは英語の勉強をしている人なら誰もが思うことですし、また一刻も早く具体的に知りたいことですよね。


ただ、単純に「英語がペラペラになる」と一言で言っても、そこには様々な要素が絡み合っているのですが、これを理解されていない方は非常に多いと思います。いくつか主なものを挙げてみましょう。


①文法力

これは我々日本人が最も重視していることでもあり、またそこが最大の問題でもあります。確かに、文法的に正しい方が良いに決まっていますが、どれだけ文法的に正しくても、メッセージ・意思が相手に伝わらなければ、何の意味もありません。ただ単に文法的知識が豊富なだけでは、実践的な英語力にはならないのです。



②語彙力

これも勘違いされている要素です。多くの方は「何千語覚える!」という点にものすごく執着していますが、はっきり言って私はボキャブラリーの数など気にしたことはありません


もちろん、TOEICやIELTSのような試験になれば、最低限の単語を暗記しなければいけないのは言うまでもありませんが、それらを実際の会話でどれだけ活かせるかはまた別問題です。

スピーキングに関して言えば、単語の数よりもその単語の「使い方」・「定義」にもっと重点を置くべきです。



③発音

日本の英語教育で最も軽視されてきたのがこれです。日本語に置きかえて考えてみても、「聴く」と「効く」、「話す」と「離す」等のように、同じ音でも意味が全然違う表現はたくさんありますよね。発音を練習しないということは、これらの違いを無視するようなもの。少しずつシャドーイングを重ねて、正しい発音を身に付けましょう。



④発想力

言い方を変えると、英作力です。「こんなニュアンスで言いたい」「こんなことを伝えたい」と思った時に、実際にそれに見合った文型・構文・ボキャブラリーが瞬時に出てくるかどうか、ということです。



「ある程度英語を話せるようになりたい」という方はもちろん、「ペラペラになりたい」という人にとっては、これこそがかなり重要な要素です。では、これを身に付けるにはどうしたら良いのでしょうか?


答えは単純です、「自分で様々な文章に触れて、少しずつ吸収していく」以外に方法はありません。自分の頭の中に「こういうニュアンスの時はこれ、このトピックで使えるイディオムはこれ」・・・というようなある程度のテンプレートが備わっていれば、会話で焦ることは圧倒的に少なくなります


言いたい文章がパッと作れなくて悩んでいる方は、このテンプレートを増やすことを意識してください。


では、今日はこの辺りで~。





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